何を学ぶかよりもどう学ぶかを重視する「アートチャイルドケア」

生活リズムと感覚・運動リズムの調整が大きな柱

アートチャイルドケアで実施されるプログラムは「生活リズムの調整」と「感覚・運動リズムの調整」の2本柱で構成されています。生活リズムの調整は、睡眠。子どもの発達と睡眠には深い関係があるという研究結果をもとに、生活リズムを調整してしっかりと眠る「眠育」に取り組んでいるのです。

感覚・運動リズムの調整は、感覚情報を脳が整理できるようになる「感覚統合」を意識。ブランコやボールプールといった遊びの中で手触りやバランス感覚を得て、運動リズムの発達を促します。

家庭や地域につながることで子どもと関わる

思いやりを持って他者とコミュニケーションがとれる子どもの育成を目指すアートチャイルドケアでは、家庭や地域など施設外と積極的に関わります。家庭とは密に連携を取って、睡眠など生活に関するアドバイスを実施。施設と家庭とが情報を共有することにより、子どもの発達を促す環境を構築するのです。

地域とも関わりを持ち、イベント時は協力を得られるなど親しい関係を築いています。さまざまな人と関わることで、子どもたちは多くの良い刺激が得られるのではないでしょうか。

保育所や幼稚園などとも密に連携

アートチャイルドケアは、子どもたちが通園する幼稚園や保育所とも連携を図ります。

子どもたちの発達状況に関する情報を共有。アプローチの方法やレベルをそろえることで、子どもたちが急な変化に戸惑うことのない、包括的な支援を行います。

概要